トイレの水洗の流れがちょっとおかしいな?と感じたことはありませんか?
「ちょっとおかしいな」のように一瞬気になっても、そのまま時とともに忘れて行ってしまうことが多いですよね。
ところが、その小さな違和感を放置してしまったために、大変な被害にあってしまうことがあります。
今回のお困りごとは、偶然私が庭の手入れのご依頼をいただいた際、敷地の隅で汚水桝の周辺に紙のようなものが散乱していることに気づいたことから判明しました。お客様はまったくご自身では気づかなかったそうですが、トイレの違和感は何かあったようです。汚水桝のふたを開けてみると、なんと汚物や紙がマスいっぱいに溜まっていたのです!
実際の写真はチョット、はっきりご紹介するのははばかられるので、画像を加工して不快に感じない程度にしたいと思います。
トイレリフォーム後に起きる可能性がありますので、この文章をお読みの方はしっかりと覚えていていただきたいと思い、トイレの排水と汚水桝についてここでご紹介させていただきます。排水管、とくに大便器からの排水管は2cm勾配(100cmで2cm下がる)としていることが多いです。しかし、勾配が確保されていても近年の節水トイレの場合水量が少ないため、既存の住宅での配管にそのままつなげると排水がスムーズにならない可能性が高いのです。機器の特徴や排水管の直径との関係などもあり、勾配を急にしすぎるのも固形物が流れにくくなるという問題もあります。
まずは排水桝に溜まった汚物と紙類をお玉でバケツにすくって取り除き、下水管に直接つながる排水桝から流します。紙や一緒に溜まっていたウェットティッシュのような不織布、生理用品などは洗って乾かし、燃えるゴミにしなくてはなりません。3か所のマスであふれかえるほど汚物がたまっていました。
別のマスではゴ〇〇リやハエのような害虫もたくさんいましたので、薬剤を散布し退治しておきました。
固形物を処理した後は水道や排水桝の付近をブラシや水圧で洗い、ハイターなどをまんべんなく塗布しておきました。なぜ詰まってしまったということに対する根本的な問題解決ではありませんが、今後詰まりにくくなることは間違いありません。
コメント